【短編】愛しい君に...[続編追加]
「亜月。好きだ。こんな俺だけどずっとそばにいて。」


「もちろんだよ。朔夜が大好きなの。私だけを見て欲しかったの。」


亜月は、嬉しそうに微笑んだ。


「亜月に確認するけど、初めてだったよな。」


俺は申し訳なさそうに聞いた。


「初めてだったけど、朔夜だからいいの。ちょっと嬉しかったんだ。いつも私には、興味ないって感じなのに。あんな風に....」


亜月は、顔が真っ赤だった。


「亜月が無防備すぎて、いつ理性をなくすか怖かった。けど、隣で寝てるはずのない亜月が寝てたから....」


「私、朔夜だから....」


もしかして....


亜月の作戦だったのか。


俺は、それを頑なに拒否してこんな失態をしてしまった。


情けない。


「朔夜、後悔しないでよ。私が望んでたことなんだからね。」


なんか亜月には、いいように操られてるようだ。


「俺、格好悪くない?」


「どんな朔夜でも私は、愛せるよ。」
< 8 / 15 >

この作品をシェア

pagetop