奏であい
「あ゛〜もう!どしてん!昼休みから変やぞ!」


「悪い……」


俯いたまま低いトーンで相づちをうつ。


「どうせ、六時間目に言ってた子の事やろ」


「………」


こいつ無駄に勘がいい……。


「図星やな!」


ご名答。


「なんや、そんなん女の相談ならこの恋愛のプロ!トモヤに任せなさい!」


俺の背中をバシバシ叩き、怪しい笑みを浮かべるトモヤ。


てか、いつから恋愛のプロなったんだ……。


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