好きだった
康太『俺が悪いんだよ。ごめんな。』

琴音「ううん」
私は首を横に振った。

康太『琴の事好きだから。俺は何があっても別れたくないから。』

琴音「…うん。」

康太『今日はもう寝な?明日ちゃんと連絡するから。』

琴音「うん。おやすみ。」

康太『おやすみ。琴?好きだよ。』

琴音「私も好きだよ。」

康太『うん。じゃあな!』

そう言って電話は切れた。

私は涙でぐちゃぐちゃな顔を拭きベッドへ潜った。
泣き疲れた私はすぐに寝てしまった。

手には携帯を握りしめたまま。

康太からの連絡を信じて。
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