生徒vsテロリスト?
だが、しかし。
そんな甘くはなかった……。
「…全然痛くねー。」
あきれた顔で金石に笑われた。
か、完敗…。
そして、余計うざくなったーっ!!
でも、いつかきっと…!
あたしは強くなって……!!
…ブーッ、ブーッ。
「…ん?水華からメールだ。」
「なになに?」
金石があたしのケータイを奪って、メールを読み上げ始めた。
「『襲って来たヤツ、超弱かったー!
沙弥の極めて貴重な写真、超ウケるー!!』」
はぁ、とため息が出た。
「おっ。
『アイツらの情報については、このサイトを見よ!』だと。」
あたしは金石からケータイを奪い返すと、
そのアドレスをブックマーク登録して、後でじっくり見ることにした。