生徒vsテロリスト?
あまりに突然すぎて、
あたしと金石は開いた口がふさがらなかった。
「あぁ、そのキラキラした美しい瞳で、
僕を見つめないでくれ!」
と、また変なことを言っている。
…コイツ、本当にテロリストなのか?
あたし達がいまだ何の反応できずにいると、
「ずっと、会いたかったんだ!
僕の愛しのマドモアゼルーっ!!」
男はいきなり、
あたしに飛びかかった。
驚異的なジャンプ力だ!
…って、
うわぁぁぁあぁぁ!!
あたしは、目をつぶった。
…ドサッ。
ん?
重みを感じない。
「危機一髪。」
その時、あたしは金石の腕の中だった……。