生徒vsテロリスト?



…いや、むしろ、

『魔法や、魔界というものが存在する』ということを、
逆に証明しているような、
そんな風に思えた。


「金石…。

あたし達は、
どうやら異世界の人間を相手に戦ってるみたいだね…。

信じがたいけど、
きっとこれは嘘じゃないよね…。」


金石もあたしと同意見のようで、
静かにうなずいた。


「ゼロが魔界の王、か…。

そんな王様が、
なぜ俺たちを知っていて、
なぜ俺たちを選び、
戦う、ということになったのか…。

謎は深まるばかりだな。」


「そうだよねー…。

特に、あたしのことはよく知ってる様子だし…。

…でも!
必ずアイツらに勝って、
色んなことの真相を掴む。

…【絶対に】、ね。」


「もちろん!」


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