生徒vsテロリスト?



あたしはそんな金石にすごく驚いた。


普段、金石は謝ったりしないやつなのに。


…金石は頭を下げたまま、
何も話さなくなってしまった。


あたしの気持ちを察してか、
すごく申し訳なさそうな横顔が見えた。


「……。

別にいいよ、許す!

だから、頭上げて?」


金石は頭を上げた。


「切り替えよっ!

ゼロが変な趣味の持ち主だ、ってことは置いといて。

先を読もう。」


「…そうだな。」


―――そして、
あたし達は手帳を全部読み終えた。


かなりの収穫。


魔界の存在、
あたし達に関する調査、
そして………。


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