生徒vsテロリスト?



「……受け入れるよ。」


と、呟いたあたしに、
金石は微笑んだ。


…か、金石、
微笑むキャラだっけ?!


さっきまで考え込んでいたことはすっかり忘れ、
いつもとちょっと違う金石に驚かされるあたしだった…。


「…にしても、
魔法使えるのうらやましいなぁ〜。」


と、金石がぼやいた。


「まだ確定したわけじゃないんだから!

…とにかく、
【アサシ】を何かで縛ったら、
この教室から出よ!

誰か来そうな気がするし…。」


「何で縛るんだ?」


「うーん…。」


ロープが教室にあるわけもないし…。


とりあえず、
あたしは教卓の中を探った。


すると…!


「ガムテープ発見。」


あたしは自慢げに金石に見せた。


今は、9月にある文化祭に向けて準備してる最中だったんだよね…。


ちょうど良かった!


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