生徒vsテロリスト?
2人とも、
手帳に書かれた10個の呪文を1個ずつ唱えていく。
すると…。
「あっ!」
「……!」
水華と木本、
それぞれ1個ずつ、
唱えると不思議な感覚のする呪文があった。
「沙弥の言った通り、かも…。」
水華は『格闘系』の呪文、
木本は『弓矢系』の呪文だった。
「これは………。
ヤツらに立ち向かう強力な武器になるかもしれないな。」
「そうだね…。
なんか、自分にびっくりだよ。」
2人は少しの間、
その場に立ち尽くした。
…するとたまたま窓の近くに立っていた木本が、
「…窓の外に、敵発見。」
と言った。
一方の水華も、
「…入り口の方から誰か来る。」
別の敵の気配を感じていた…。