生徒vsテロリスト?
―――4人は再会した。
「ごめんね、ホントに!
この『バカ』が起きなくてさぁ。」
「………。」
水華と木本は、
入ってきた金石の髪が少し濡れているのが気になった。
「う…うるせぇよ…。」
金石は、体をブルッと震わせた。
「岬…。
金石に『罰』を与えたのか…?」
沙弥は大きくうなずく。
「木本!聞いてくれよ!
こいつ、魔法で俺をびしょびしょにしやがってさ!
挙げ句の果てに、
空飛ばされて!
夏だけどさすがに寒いだろ!って…。」
金石は、まわりに漂う殺気を感じ取った。
ヤバい、と思った。
「…金石『も』(白川と同じで)、『バカ』だよな。」
金石の発言にあきれて、
木本は思わずそう呟いた。