生徒vsテロリスト?



食器の片付けも、
テーブルを拭くのも終わり、
4人はホッと一息した。


「なんで俺なんだよ…。」


金石は、
じゃんけんで不運にも負けてしまい、
全ての片付けを任されたのだった。


「もー!
いちいち文句言うな!
男だろ、てめぇはぁっ!!」


そんな金石に苛立ちを隠せない沙弥。


(ストレスのせいかなぁ…?
沙弥の言葉遣いがいつも以上に悪いや。)


水華は、少し心配そうな目で沙弥を見た。


少しして、


「…まぁまぁ。

夕食も終わったし、
ゼロたちも手出してこないみたいだし、

明日の朝まではのんびりしましょうよ。」


と、水華は2人をなだめた。


すると、


「…『魔法』、か。」


自分の手を見つめながら、木本はボソッと言った。


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