生徒vsテロリスト?



「そうしよっか。

たくさん練習したし。」


「でも俺、何もできなかったな…。」


結局、金石が呪文を唱えても何も起こらなかった。


「いいのいいの!
気にしなーい。

…さてと。」


沙弥は机をいくつか後ろに下げた。


「ほら!金石もやれ!」


沙弥に命じられ、金石も渋々手伝う。


「よし。

じゃあ、ここのラインからこっちは入って来ないでよね。

分かった??」


沙弥は自分のカバンを置いて、
境界線とした。


「ったく。
誰も襲わねぇよ。
ロリコンでもあるまいし。」


そう言った瞬間、
沙弥の拳を腹に食らった。


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