生徒vsテロリスト?
タイムスリップでもしたのかな…。
それとも、夢……?
いずれにしても、
俺が何か行動しない限り、
元には戻れないみたいだな。
というわけで、
とりあえず城を目指すことにした。
「すごいキレイだなー…。
この緑一色の風景には癒されるな。」
と、柄にもないことを呟きつつ、
丘を道に沿って下っていくと、
森の入り口のような場所についた。
「近くで見ると、
やっぱりすげぇ…。
城も案外遠いかも…。」
どうすればここから抜け出せるのか、
分からないままだったが、
城に向かえば何か分かる、
という変な確信があった。
「よーし!
城に向かって走るぞー!」