生徒vsテロリスト?
『本当に分かっていないんだね…。
君には、無限の可能性があるというのに。』
「…無限の可能性、だと?」
思わず俺は、
コイツの話に食いついてしまった。
『そう…。
まぁ試せば分かる。』
と男は言って、
何かを呟き始めた。
何をする気なんだ…?
『…【解き放て】。』
その男は、俺を指さした。
それと同時に、
鋭い胸の痛みに襲われた。
「ぐっ…!」
立っていることすらつらいほど、
とにかく痛い。
「な…何を……ぐぁっ!」
『なぁに、
君の本当の力を解放してあげただけだよ。
…君の、恐ろしい、
封印されし力をね……。』
「…うっ…ぐぁあぁ…。」
いっこうに痛みが収まらない。