生徒vsテロリスト?



小さい頃の記憶がないのも。


ママ、パパ、あたしが魔界の人間だ、ってことも。


あたしが、
【エターナル】の姫だ、ってことも。


あたしは笑った。


「ありがとう、
質問に答えてくれて。

色々解決したし、
悟った。」


『…いえ。
お礼を言われるほどのことはしておりませんから。』


「……あたしは、
あなたと戦わなきゃいけないんだよね?」


『はい。』


少しずつ、空気が張りつめてきた。


今のあたしの力で、
どこまで戦えるか…。


空も飛べないしさ…。


囲まれてるし…。


あたしが今把握してる呪文で、
乗り切るか…。


『では姫様、
いかせていただきます。』


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