生徒vsテロリスト?



「つめてっ!」


金石は頬に冷たい感覚を覚えた。


ふと上を見上げると、


…ピチャッ。


「うわっ!」


見上げた金石の顔めがけて、
水が降ってきた。


「上から…?
でも穴はない…はず…。」


壁を調べているときに、
天井も目をこらして調べてみたが、
穴らしきものは何もなかった。


「視力1.0の俺の目に間違いはねぇ…。
だとすると、
どこなんだ…?」


金石は水が降ってくる位置から少し離れた。


…。


……。


………。


じっと水が落ちてくるのを見ていたが、
何の変化もなく、
規則正しく落ちてくる。


「…今、俺がすべきことって、
なんなんだ?」


だんだんばからしくなってきて、
その場に座り込んだ。


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