生徒vsテロリスト?
「…なんかお前、
ヘンじゃない?」
金石は沙弥に近付いた。
「…変?」
「あぁ。
ボーッとしたり、考え込んだり…。
大丈夫か?
変な世界に来て疲れてんのか?」
金石は、
沙弥の頬にそっと触れた。
それに驚くと同時に、
沙弥は確信することが出来た。
(…やはり。
もっと早くに気付くべきだったよ。)
そう。
その時沙弥は、
『金石』の声を聞いたのだった。
《岬ー!!
俺はこっちだ!!》