生徒vsテロリスト?
4th game:their struggle
「そろそろだ…。」
ククク、と不気味に笑うその男。
「もうすぐ…。
互いに戦わなければならない時が来る……。
さて、姫はどうするかな?」
楽しそうに語る男に、
近くに控えていた【モトヒラ】は、
(私の出番も、そう遠くはなさそうですね。)
と、
自分の出る幕が近いことを悟る。
「一方の木本くん、白川さんにも…。
まもなく、訪れる。
つらく悲しい時が。」
笑いをこらえるように、
美しいその手で口元を覆う。
「これが終われば、
いよいよフィナーレ…。
実に楽しみだ!
…君たちがどんな戦いを繰り広げるのか、
そしてどんな結末を迎えるのか………。
しかとこの目に焼き付けようではないか。」
コーヒーを口に含み、
味わいながら、男はニヤリと笑うのだった―――…。