生徒vsテロリスト?
その沙弥のまっすぐな瞳に、
【カキクラ】は引き込まれそうになった。
見るものを圧倒させる、
迫力に満ちあふれている沙弥の瞳。
その光景を見ていた金石、水華、木本。
(岬…岬はいったい何者なんだ…)
金石はじっと、沙弥を見た。
普段の沙弥にはない、【何か】を金石は感じた。
沙弥はというと、
【カキクラ】が少したじろいだのをよそに、
ただひたすら、
終わりに向かって指を走らせていた。