生徒vsテロリスト?
『もう無理なようですね。』
と、【モトヒラ】は言った。
『もしこのまま思い出せなかったら、
彼女は、
ただの人間に過ぎなかった、
ということだな。』
…カチッ。カチッ。
『少しは、楽しませてほしかったですね…
これでこのゲームも終わりですか…
つまらないですねぇ…』
【モトヒラ】はそう呟いた。
(しかし…)
と、心の中で、
ゼロは【モトヒラ】の言葉に反論した。
(彼女がここでくたばるはずはない…
俺が見込んだやつなんだ、
そう簡単にはいかないだろうが…
さぁ、どうなるかな?)
…カチッ。カチッ。