生徒vsテロリスト?



『もう無理なようですね。』


と、【モトヒラ】は言った。


『もしこのまま思い出せなかったら、
彼女は、
ただの人間に過ぎなかった、
ということだな。』


…カチッ。カチッ。


『少しは、楽しませてほしかったですね…

これでこのゲームも終わりですか…

つまらないですねぇ…』


【モトヒラ】はそう呟いた。


(しかし…)


と、心の中で、
ゼロは【モトヒラ】の言葉に反論した。


(彼女がここでくたばるはずはない…

俺が見込んだやつなんだ、
そう簡単にはいかないだろうが…

さぁ、どうなるかな?)


…カチッ。カチッ。


< 64 / 320 >

この作品をシェア

pagetop