生徒vsテロリスト?
(「俺たちがいた国は…」
…っ。あと少し…!)
木本、水華、金石は、
目を閉じた。
(沙弥…っ!)
(岬!)
(岬…!!)
(あ…3人の、声が聞こえる…)
その声は、聞き覚えのある、懐かしい声になって、
沙弥の耳に、
答えを届けた…。
『3、2、い…』
「あっ!!」
あたりは静寂に包まれる。
「止まっ…た…?」
どうやら、爆弾のスイッチは止まったらしい。
『…では、答えを聞きましょうか。
間違っていたら、即爆破ですが。
…岬さん、答えは?』
一呼吸おいて、答えた。
「…【エターナル】。」
『……。』
少しの間があって、
『…すばらしい!
正解ですよ、岬さん。』
と、ゼロは拍手した。