生徒vsテロリスト?
(いったい…何をしたいんだ?)
金石は、ゼロの見えない目的が不思議でしょうがなかった。
『そろそろ、
【第2のゲーム】が何か気になってきましたよね?』
「そんなでもないな。」
と、木本が即答。
「いや、むしろ気になってない。」
続けて金石。
『はっはっは!
まぁそう強がらずに。』
「…言葉では言い表せないくらい、腹立つわ。」
ゼロには聞こえない程度の小声で沙弥がつぶやいた。
笑い声を聞いただけで腹が立ったのは、
もちろん沙弥だけではない。
他の3人も苛立ちを隠せない様子だ。
そんな4人をよそに、ゼロは話を続けた。
『では発表しましょうかねぇ。
―――【第2のゲーム】は、
【かくれんぼ】です。』