生徒vsテロリスト?



沙弥たちは、
パソコンルームの近くにある階段までスッと移動した。


『…1。始まりです。』


【第2のゲーム】の幕が切って落とされた。
だが、
校舎内には静寂が漂っている。


それがまた沙弥たちの恐怖心をあおった。


それでも沙弥たちは、
無言のまま、
足音を立てないようにして、
荷物を置いた303教室へと階段を降りていく。


4人はその間、
テロリストに会わないことを願っていた。


せめて303教室に着くまでは…
と4人全員が思っていた。


そしてその願いは叶うこととなるのだろうか………





沙弥が303教室の鍵を開けた。


そして静かにドアを開け、
4人が中に入ったところでまた沙弥が鍵を閉めた。


「と、とりあえず助かった〜」


まだ恐怖心があるため声は小さいが、
4人は胸をなでおろす。


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