生徒vsテロリスト?
「お、お前…。
そんなバカ力を持ってたとは……。
半端ないぞ、そのバカ力……。」
やっとのことで起き上がった木本に、
水華はゆっくりと近づいていった…。
「まだ『バカ』言うんか?!
『バカ』って!」
嫌な汗が出てきた木本は、
焦ってこう言った。
「い、いや…。
そんな気は全くない。
…でも、やっぱり才能………。」
「なんだってー?」
上から冷たくにらみつける水華。
「い、いやいや違うんだ。」
木本は、首をブンブン振って否定した。
そして、こう続けた。
「……俺が思うに、
そのパワーが【白川が選ばれた理由】なんじゃないか?」