生徒vsテロリスト?
(ポケットに手帳とボールペン常備とは…。
はじめくん、なんかすごい。)
と感心する水華。
「そうだ。岬たちにも後でメールで教えよう。
岬なら、何か分かるかもしれないしな…。」
「そうだね!」
「じゃあ引き続き、情報探すか。」
と木本が言った瞬間、
水華は近くにあった分厚い本を、
図書室の入り口に向かってすごい勢いで投げた。
「……?!」
木本が驚いた次の瞬間、
水華にワイシャツの襟元を掴まれ、本棚の陰に引っ張られた。
「…テロリスト、みたいだよ。」
小さく、そしてとても冷静に水華は言った………。