生徒vsテロリスト?
「なにビビってんのー?
私、【負けない】からさ!」
「お、おい!」
俺が白川の腕を掴もうとした時にはもう、
白川はその男に向かって走っていた…。
俺は入り口の方を見た。
「可愛いお嬢ちゃんよぉ、
俺には勝てない。
どう見てもそうだろ?」
その男は、ニィッと不気味な笑みを浮かべていた。
そして、
男は向かってくる白川にパンチをくらわせようと、
腕を伸ばしたその瞬間。
「無駄な動き、多すぎるんじゃない?」
白川の拳が見事男の腹に入った。
「かはっ…。」
「仕上げに後頭部チョーップ!」
白川は飛び上がり、すかさずチョップをくらわせた。
男は無残にも何の言葉を発することなく、
その場に倒れた。