ヒサイチ

私はヒサイチの激しいいセックスから開放された事に安堵して、息を深く吐いて言った。


『忘れるんじゃなくて合理化するんじゃなかったの?』

『忘れられるのなら忘れたらいいし、合理化できればしたらいい。両方試さないとな』

ヒサイチは私の上から降りて悪戯っぽく笑った。


その笑顔は小学生だった頃の彼を思い出させた。
< 127 / 181 >

この作品をシェア

pagetop