ヒサイチ
ソレカラ
私は頭の中が混乱していた。
色々な事が急すぎて、私の単純な人生の中でこんなことは初めてなわけで、頭も気持ちも事態に追いつかない…
だけどそれは仕方ないと思う私がいて、何だかよく分らないけどヒサイチの背中をひたすら追いかけた。
本能がそうしなきゃ、いや、そうしろと私が私に命令していた。
そして私はまたヒサイチの後に付いて、再び彼の部屋へ入って行った。