夢恋Star

転入生



そんな生活を送っている、ある日。


もう、7月も半ば。

11日だっていうのに、朝練終わってクラスに行くと、あたしの隣に席があった。


あたしの席は1番後ろの一人席だから、隣がなかった。



…こんな時期に転入生?


そう思っていたら、チャイムがちょうど鳴って、先生が入って来た。



「はーい、じゃあ今日は転入生いるから、紹介するねー」

と先生が言うと、
みんなはがやがやして、騒ぎ出した。


…あたしは、というといたって冷静で。

だって面倒だったし。


「じゃー小田切くん入ってー」

「はいはい」


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