マンホール
「まだ聞ける状態じゃないからな…。…ほかにないのか」


いつの間にか眉間にはしわが寄っていて険しい表情になった。



「……事件現場に行ってみますか?」




田坂は呟いた。確かに近隣住民に聞いてみたらなにかあるかもしれない。


「そうだな、行ってみよう」




さっき座ったにも関わらず、再び立ち上がり、事件現場へと向かった。






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「やっぱりここ、不気味ですね」


田坂は極度のビビりで有名だ。確かに暗くて不気味ではあるが怖くはない。
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