マンホール
俺は田坂のおかげで少し頭がすっきりしたのか冷静に考えれるようになった。

すぐに署に電話をし、事件の内容を出来るだけ分かり易く細かく説明した。


無論、署長は全て理解出来てはいないと思う。返事の仕方からして混乱しているように思えた。


だが、署長は混乱さえしていたが、頭は冷静みたいで、他の警官を向かわせていると言っていた。






「着きましたよ、お客さん」





キィッとブレーキの音が聞こえ、タクシーのおじさんは鏡ごしに俺らをみた。
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