マンホール
袋を開けようとして止めた。黒い袋なので中身がわからないから、怖かった。なにが出てきても動揺しない、なんて言えない。
もう一度深呼吸すると、一気に開けた。菊久乃は手で顔をふせた。
「……………………!!!!」
驚きとショックと悲しみといろんな気持ちでいっぱいで言葉が出なかった。
中身は──────大島くんの生首だった。えぐりだされていて目玉はない。思わず放り投げてしまった。大島くんの生首はドスンと言う鈍い音をたてて落ちた。なにも言えなかった。叫ぶことも泣くことも。
「茜音!?」
もう一度深呼吸すると、一気に開けた。菊久乃は手で顔をふせた。
「……………………!!!!」
驚きとショックと悲しみといろんな気持ちでいっぱいで言葉が出なかった。
中身は──────大島くんの生首だった。えぐりだされていて目玉はない。思わず放り投げてしまった。大島くんの生首はドスンと言う鈍い音をたてて落ちた。なにも言えなかった。叫ぶことも泣くことも。
「茜音!?」