ショート・ミステリーズ!短編集その1
「まただわ……」
三島栄子は呟いた。
玄関の外側の
ドアノブ。紙袋が
引っかかっている。
おそるおそる中を
確認する。
入っていたものは、
口紅と櫛。
二週間前から、
月曜の朝、
こんなことが
続いている。
誰かが贈り物を
しているのだ。
ドアノブに紙袋を
引っかけて。
三島栄子は呟いた。
玄関の外側の
ドアノブ。紙袋が
引っかかっている。
おそるおそる中を
確認する。
入っていたものは、
口紅と櫛。
二週間前から、
月曜の朝、
こんなことが
続いている。
誰かが贈り物を
しているのだ。
ドアノブに紙袋を
引っかけて。