ショート・ミステリーズ!短編集その1
ある晩、
眠りにつく時、
ふと思い付いたんだ。

目を閉じれば、
この世界は
闇に閉ざされる。

そもそも、
この世界は
僕の眼球と脳みそが
作り出した映像に
すぎないのではないか?

ならば、
意識的にリンダの
姿を思い出せばいい。

彼女がその場に
存在するように、
イメージすればいい。

簡単なことじゃないか。
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