ショート・ミステリーズ!短編集その1
どしゃ降りの日。

ちょっとしたことで
リンダと喧嘩を
してしまった。

彼女は部屋を
飛び出して行った。

泣きながら。
雨の中へ。

数時間して、
リンダは戻ってきた。

前髪から
雨露がしたたる。

「…もう別れましょう。
私たち」

僕は妙な表情を
して言った。

「…何を
いっているんだ?
僕は君を愛している」
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