First Love


苦しそうな顔で少し汗をかいていた。

それにしてもこの状況どうすればいいんだ?

アイツの顔に目を移す。

長いまつげ。

柔らかそうな唇。

無防備なアイツ。


『やべー、キスしてぇ』


って俺最低…。

自己嫌悪。

とりあえずアイツをお姫様抱っこして
保健室へ向かった。

アイツは予想以上に軽かった。

俺は必死に心臓のドキドキをおさえた。


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