First Love


突然携帯が鳴った。



「お父さんだ…。」


「心配してるんだ。そろそろ家入れよ。」


「…うん。」


離れる手…。


「本当にありがとう。
帰り気を付けてね!」


「うん、おやすみ。」


「おやすみ。」


と手を振ると

大智は軽く手を上げて帰って行った。


< 58 / 110 >

この作品をシェア

pagetop