合計5日のお付き合い。

【水曜日】

「結構もつね…。久遠くんと…。」

次の日の朝、何だか複雑そうな面持ちで史佳は言って来た。

「そうかな…。」

「うん、私なんか3日目の朝一で別れよう、だった。」

少し嫉妬しているような視線。

その視線に私はくらくらする。

やめて、その目は…。

私は必死に笑顔を作り、史佳に取り繕うように言った。

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