私に恋を教えてください。
だから、友達も少なかった。





私は親友と呼べる唯一の人、
河村由愛〔カワムラユメ〕と同じ高校に入った。




でないと、とてもじゃないけどやっていけそうにない






「亜季~!
 クラスまで同じになっちゃうなんて、
 マジラッキーだったね♪」




「うん♪あぁ~・・・でも・・・
 やっぱりムリぃ~~!!!
 人が・・・人が・・・」




私は周りを見渡しておろおろするばかり



そんな私を見て由愛は、




「はぁ~。
 いつまでそーやってんの!?
 彼氏どころか友達もできないよ!?」




「い、いいもん!彼氏なんて~!
 いらない!
 でも・・・友達はほしいよぉ~」
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