もう一つの【ゴル裏】〜いつかの公園のベンチで〜
僕の話を最後まで聞かずに飛び付いてくる。
(´・ω・`)
「あ、こら、ダメですよ。暴れちゃ身体に障ります」
(´・ω・`)
(それにしても勝ちってなんですか・・)
そんなこんなで二人してビッグアイにやって来た。
ゴール裏で写真を一枚。
それから知り合いに挨拶やお見舞いのお礼で時間を費やした。
ここで思わぬトラブルが発覚する。
雨なのにドームの屋根が閉まってない。
機会的なトラブルで屋根を開けたまま試合を行うと言う。
激しい雨がピッチを叩く。
嫌な予感がする――。
僕らは雨を避けれるバックスタンド2階の中央に席を取り観戦した。
大人しく――。
試合は前半20分に早くも動いた。
相手ファールで得たFKをアンドラが直接狙った。
「ゴーーーール!!!」
やった!入った!
全くこの選手には毎度驚かされる。
ドーム全体がお祭り騒ぎだ。
しぃちゃんも思わず立ち上がりそうになるが、僕にたしなめられると、「あ・・」と声を出し席に座り直す振りをした。
大人しく――。
続く31分には、アンドラとのワンツーでファビーニョが決めた。
大分2-0大宮
小林監督率いるトリニータの売りはディフェンスである。
前半に2点のリードは勝ち試合を意味している。誰もがそう思っているだろう。
そう、魔の後半が始まるまでは――。
昨シーズン大宮とは4戦全敗だった。
相性の悪さは言うまでもない。
そして後半。
雨の為かDFラインが乱れ始める。あわやPKか?と言うようなファールでFKを与えると、裏に抜け出した相手選手に決められる。これが54分。
3分後の59分にはDFの乱れから追加点を奪われ、68分にも決められる。
大分2-3大宮
トリニータは高松を投入して猛攻で追加点を狙うもタイムアップ。
雨にも関わらずに集まった11,043人のサポーターのため息がドームに響き渡った。
これで開幕以来の連勝はストップしてしまったが、ゴール裏は労いの拍手で選手達を迎えた。
これまでの6試合で失点はたったの2点だったのを考えると今日の3失点は守備崩壊とも取れる。
「岡中ぁーーー!次は頼むぞぉぉ!」