もう一つの【ゴル裏】〜いつかの公園のベンチで〜
(´・ω・`)
「ハハハ・・・」
(#゚Д゚)
「昇格出来んかったらどげぇなるんかな?ごらぁ」
(*^^)
「その時はまた来年ですかね〜、ごらぁ」
(´・ω・`)
(ああ・・もう連れて帰りたい・・)
「な、何か面白い子やね。こん子」と、お嫁さん。
「式場の準備とかもあるに、そんな事やったらいけんわ」母親がわりの叔母。
「何とか言わんか」叔父
僕の父親だけはニコニコと焼酎を口に運んでいた。
(´・ω・`)
「あうう・・」
(*^^)
「叔母さま。式場なんてどこでも良いんです。そうですね、そこの海岸でも良いんですよ、あたし」
真顔になったしぃちゃんは更にこう続ける。
(*^^)
「あたしは皆さんに祝福されるだけで嬉しいんです。今日初めて来て思いました。あたしはこの人達と家族になりたいって。だから何年掛かっても絶対に家族になります。それが今年だと最高なんですけど」
(´・ω・`)
(ああ、しぃちゃんは本気だ。本気で言ってる)
(#゚Д゚)
「それは二人ともが思っちょる事なんか?」
(´・ω・`)
「そう、、です」
相変わらず僕の父親は黙ったままニコニコしていた。
大方の事はしぃちゃんから聞いているのだろうか?
僕には分からなかった。
「ま、まあこれからの事はこれから考えれば良いんやし。今日は、ね?」
お嫁さんが助け舟を出してくれた。
(*^^)
「ですよねー、お姉さんっ」
何はともあれ、みんなはえらくしぃちゃんの事を気に入ってくれたみたいだし、初お目見えとしては上出来・・なのか?
それから僕たち男連中は夜が更けるまで酒を酌み交わし、懐かしい思い出話しに花を咲かせた。
しぃちゃんら女性軍は後片付けしながらも料理の話や子供の遊び相手となり、かしましい賑やかな声で花を添えてくれた。
しぃちゃんが子供好きな所を見せてくれたのはこの日が最初だった。
美酒に酔い、朦朧とした足取りで実家に帰り着いた僕らは、母親の待つ床の間で手を握り合い眠った。
海も穏やかで、月の綺麗な夜だった。