もう一つの【ゴル裏】〜いつかの公園のベンチで〜
9月11日(水)晴 19:04 Kickoff
第30節 湘南−大分 平塚競技場
前節から中3日でアウェーに移動してのハードワークのトリニータ。当然疲れも出てくる時期ではあろう。
トリニータはこの試合も精彩を欠き、1-0で敗れた。
この苦境に打ち勝たなければJ1への道は開けないだろう。
次節はビッグアイに鳥栖を迎える。
9月15日(日)雲 19:04 Kickoff
第31節 大分−鳥栖 ビッグアイ
僕にはこの試合で注目すべき選手がいた。
木島良輔。
昨シーズン迄の5年間、J1の横浜FMでプレーしていた選手だ。
トリニータでの初出場は前々節での大宮戦。途中出場ながら、驚異のスピードで相手を翻弄し続けた。
今日の試合では先発すると言う。
どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、僕の胸は高鳴った。
アンドラと吉田に加え3トップ気味に木島が前線を掻き回す。小柄ながらそのスピードは大きな期待を感じさせた。
前半32分、右SBの瀬戸春樹がスルスルっと上がりゴールを決める。
幸先良いゴールにビッグアイのサポーター達も沸き上がる。
ビッグアイでの勝利がなんとしても欲しいトリニータはこの1点を守り切ろうと必死に戦っていた。
ゴール前まで攻め込まれても弾き返すDF。
前線からしっかりマークするMF。
この日2トップのFWも守備に貢献した。
耐えて守るトリニータに追加点のチャンスが訪れる。
後半ロスタイム間際の88分。
中盤の底から上がって来た小森田がミドルシュートを打つと、ボールはそのままゴールネットを揺らした。
この追加点で勝負は決まった。
大分トリニータは第4節の鳥栖戦から遠ざかっていたビッグアイでの勝利を奇しくも同じ鳥栖から勝ち取った。
試合後ゴール裏に真っ先に駆け付けたキャプテン浮氣哲郎が印象的だった。