もう一つの【ゴル裏】〜いつかの公園のベンチで〜
9月28日(土)晴 19:05 Kickoff
第34節 大分−C大阪 ビッグアイ
天王山2連戦となったこの試合。現在首位のC大阪をビッグアイに迎えた。
この日スタジアムに訪れたサポーターは皆手に新聞を持参していた。合同新聞の企画で、全面青色の広告ページをスタジアムで掲げようと言う訳だ。新聞を持ってない人には入場口で配布する徹底さだ。
スタジアムは間違いなく青一色に染まっていた。
集まったサポーターの数は27,431人と今シーズン最多を記録した。
僕らはこの試合バックスタンドにて参戦した。
体調のすぐれないしぃちゃんに立ち応援は無理だと思ったからだ。
(´・ω・`)
「もう今日は無理じゃないですか?」
(*^^)
「こんな大事な試合に行かないなんて出来ないよ」
(´・ω・`)
「重いんでしょ?ゆっくりしといた方が良いですよ」
(*^^)
「ふーん、トリニータが昇格しなくても良いんだ・・」
(´・ω・`)
「今日決まる訳じゃないじゃないですか」
(*^^)
「あたし指輪したいなぁ・・」
半ば脅迫まがいに参戦を決めた。
前半は互いに譲らず0-0で後半を迎えた。
その後半53分、守備の乱れを突かれ先制を許す。スタジアム全体に嫌な空気が流れだした。
トリニータは良い攻撃があるものの相手DFとGKに阻まれる。この試合の相手GKは下川誠吾だった。
この嫌な空気を一掃したのは、今日吉田孝行に代わって先発の高松大樹だ。
60分、相手DFを背負ってパスを受けた高松は振り向きざまに左足でシュートを打つ。
グラウンダーのボールはGK下川の差し出した右手をかすめ、ゴールネットを揺らした。
この一発で勢いにのったトリニータは木島を投入して怒涛の攻撃をしかけるもののタイムアップとなり、首位攻防戦は引き分けとした。
一方、新潟はアウェーで山形を下し、勝点3を手に入れていた。
これにより、首位は新潟、続いてC大阪、大分の順となった。
優勝戦線は完全にこの3チームに絞られた。
次節、大分はアウェーで甲府と対戦する。