いじめ
愛美ちゃんかもしれない…。


私はトイレの中に入り、
後ろに誰も来てないか確認した。


誰もいない。


…少し安心して
私は個室に入った。


頭の中を整理すると
こうだ。


学校に着いて、
自分の席に座ったら
接着剤が…。


ここまで考えて
私はハッとした。


お尻のあたりのスカートを
手で触ってみる。


…何だかザラザラとした感触。


多分、椅子から誰かが
剥がしてくれた。


…何で。


いつの間に意識を失っていたんだろう。


とにかく、最後に聞こえた声は
愛美ちゃんだった。


だけど、
美羽ちゃん!って
呼んだ声。


多分…学級委員の桃子ちゃんだった。


そういえば、
彩ちゃんはどうしたんだろう。


私は辺りを用心深く覗いなら
トイレを出た。
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