教師×生徒【恋愛物語】
普段は立ち入り禁止になってる屋上。サビれたドアを開くとギギッと音がした。


先に待ってた理奈がその音で振り返る。


「シンちゃん…来てくれたんだね。」


そう言って理奈は微笑んだ。


「どうしたんだ?こんな所に呼び出して。
大事な話って何?」


俺は早いこと話を終わらせてこの場所から帰りたいとばかり思っていた。


「あたしね…今でもシンちゃんの事が好きなの。」


「何言ってんだよ。理奈とはもう付き合えない。」


迷わずにそう答えた。


「シンちゃんって今、彼女いるの?」


「あぁ、いる。すっげぇ〜大事な奴なんだ。俺が守ってやりたいって思ってる。だから理奈とは付き合えない。」



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