教師×生徒【恋愛物語】
理奈が抱きついてきた。そして俺の胸に顔をうずめて泣いている。


「え…?」


俺は、あまりにも衝撃的な事を聞かされて、理奈を引き離すことができず、ただ呆然とその場に突っ立っていた。


妊娠…?

おろした…?

赤ちゃんができない体…?


頭の中が整理できない。


とりあえず、ゆっくり話をしようということになり、その場を後にした。


午後からの授業。教室に行くと菫の姿が見当たらない。


「片山はどうしたんだ?」


「体調不良で早退しました。」


そう答えた相原。
ん?すごく睨んでるような気がする。



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