教師×生徒【恋愛物語】
真っ直ぐあたしの目を見たままそう告げた尾崎先生。


「お前、何言ってんだよ!」


イライラした様子で先生が言った。


「あたしは本気よ。シンちゃんは黙ってて。
片山さん、どうなの?」


今まで黙ってたけど、あたしだって言われるだけなんてそんな弱っちい女なんかじゃない。


「それはできません。
あたしは、先生の事を愛してますから。
あなたが…尾崎先生の方こそ諦めて下さい。」


尾崎先生から目を逸らさず言った。


一瞬、口元をグッと噛み締めあたしを睨んだ尾崎先生は


「じゃ〜、真実を教えてあげるわ。
素直に別れてれば知らずに済んだのに。」



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