教師×生徒【恋愛物語】
尾崎先生はその場に泣き崩れた。


えっ?どういう意味…?
衝撃的な真実に頭がなかなか理解できない。


「ほ、本当なの…?」


恐る恐る先生に聞いてみた。


先生は俯いて


「本当みたいだ。」


そう言った。


「分かったでしょ?シンちゃんにはあたしの彼氏になる義務があるの!
あたしのシンちゃん、返してよぉ!!」


悲鳴にも近い尾崎先生の声。


「そんな……」


先生、嘘だって言ってよ。この事を夢だと思いたい。

「菫、俺は…男として一番最悪な事をしたんだ。
しかも、理奈が妊娠した事も、おろしたことも知らなかった。
理奈の体をこんな風にしたのは俺だ。その責任は取らなきゃいけないと思ってる。」



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