教師×生徒【恋愛物語】
「責任を取る?
っていうことは…あたしと…別れるって…こと…?」


鼻の奥がツーンとなってうまく喋ることができない。


「すまない…。」


先生は一言そう言った。


その言葉を聞いた瞬間、あたしは準備室を飛び出した。


「菫!!」


先生の声は聞こえたけど、止まることなく走った。


玄関で素早くローファーに履き替え、学校から一気に家まで走り続けた。


流れ落ちる涙を拭くこともなく、泣きながら走って家に飛び込んだ。


無我夢中に泣きながら走ったから半端なく息が上がってる。
肩で息をしながら床に座り込んだ。



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