教師×生徒【恋愛物語】
「一人でこんなになるまで泣いて〜!すっごく心配したんだからぁ〜!」


そう言ってる里美の目から涙がこぼれた。


「本当にごめんね。心配かけちゃって…。
でも、もう大丈夫だから。」


あたしは笑顔を見せた。


学校を休んでる間に思った事…
先生はあたしにはいつも笑っていて欲しいって言ってた。先生から別れをつげられたけど、あたしはやっぱり先生のことが大好きで忘れることなんてできない。
それなら、先生が喜ぶように笑顔でいようって、泣くのは一人の時だけって決めたんだ。


教室に向かいながら


「それにしても酷い顔だね…。」


里美にそう言われて二人で笑った。



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